ドーピング禁止物質分析サービス
イルホープでは、サプリメントや化粧品等に混入する可能性の高いドーピング禁止物質の分析サービスを行っています。分析項目については、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の規定するドーピング禁止リストなどをもとに、サプリメント等に混入する可能性の高いドーピング禁止物質をドーピングの専門家とともに選定しています。分析結果は報告書として提出。外部への公開が可能です。
また当サービスは、JADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)が設置した、サプリメント認証枠組み検証有識者会議により発行された 「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン」に準じた運営体制を取っています。
2022年10月より新たに、分析済みを示すマーク「Anti Doping Action」の発行を行うことにいたしました。当社の指定するドーピング禁止物質分析が検出されない場合は分析結果報告書とともに、当マークを付与します。マークはwebサイトでのPRはもちろん、商品への印字も可能です。なおマークの仕様規定に関する詳細は別途定めておりますのでお問い合わせください。
分析サービスの特長
特徴1:ドーピング防止専門の薬剤師を中心に運営
本サービスはドーピング防止専門の薬剤師や、ドーピング問題の研究家を中心に運営しています。サプリメント や化粧品に対するドーピング物質分析サービスの他にも、アンチ・ドーピング講習や、ドーピング相談窓口代行など、ドーピング防止の専門家がいることゆえの様々な対応が可能です。
特徴2:申し込みから分析まで国内で完結。
申し込みから分析まですべて国内で完結できます。分析機関については、検査に精通した要員による、安定した検査結果が出せる機関を指定しています。また、各分析機関に対しては、ISO/IEC17025ないしそれに準じた検査レベルであることを要求しています。
特徴3:分析結果の公表が可能。分析済みマーク「Anti Doping Action」も発行
分析結果に関しては報告書として提出。ホームページなど外部への公開が可能です。同時に分析済みのマーク「Anti Doping Action(アンチ・ドーピング・アクション)」も発行いたします。マークはwebサイトでのPRはもちろん、商品への印字も可能です。なお、本サービスは、ドーピング物質が100%混入していないという証明を行うサービスではありません。予めご了承ください。
分析結果ご報告までの流れ
1:契約の締結
2:サンプルと書類のご提出 → 分析開始
3:分析結果のご報告
*お急ぎの方、特定の物質を分析したい方等、様々なオーダーに応じます。
詳細などについてはお気軽にお問い合わせください。
特徴4:手軽に始められる
本サービスは、アンチ・ドーピングを目的とした分析のみのサービスなので、第三者認証サービスと比べて安価にご利用いただけます。第三者認証サービスとの違いは工場の視察がないことです。該当ロットのみを分析するため、年間を通して製造ロットが少ないメーカー様や、特定のロットのみ分析したいというメーカー様にはおすすめです。
よくある質問
(Q1)禁止表国際基準を見て、ドーピング禁止物質が含まれていないと判断しているのですが、何か問題はありますか。
(A)WADAの規定するドーピング禁止リスト(禁止表国際基準)に記載されている物質は約300品目(2020年現在)あります。 そのリストは公開されているものの、曖昧な表現などがあるため、そのまま使用することはできません。
曖昧な表現がある以上、「禁止物質は含まれていない」という表現はできないと判断できるため、「禁止表国際基準を見る限りはドーピング禁止物質が含まれていないから大丈夫」と判断するとトラブルにつながる可能性があります。
(Q2) 本分析サービスと、いわゆる第三者認証サービスとの違いは何ですか?
(A)本サービスには第三者認証サービスで実施されている工場の査察と、定期的な分析はありません。あくまでも指定ロットに対する分析のみのサービスとなります。
分析リストについては、世界アンチ・ドーピング機構による陽性報告をもとに、各セクションごとの違反物質の上位50%を中心として分析をしています。詳細については直接お問い合わせください。なお本サービスは、100%ドーピングフリーであることを証明するサービスではありません。
(Q3)分析品目数はどのくらいなのでしょうか。
(A)分析品目数については直接お問い合わせください。
本サービスでは世界アンチ・ドーピング機構による陽性報告をもとに、各セクションごとの違反物質の上位50%を中心として分析をしています。 分析リストについては国内のドーピング問題の専門家などを迎えた専門学術チームと共にカスタマイズし、分析に利用しています。
(Q4)分析回数について教えてください。
(A)お申込みにごとに1回づつ、分析を行っています。 JADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)が公開する「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン」では、製品分析は年に1回以上行うように要求しています。 お客様によっては、複数回の分析の実施は適さない場合もあります。そこでJADAが公開するガイドラインに準拠しながら、様々なお客様のニーズに応えられるよう、1回の分析から承っております。 適切な分析回数や全てのサンプルを分析すべきかなどについてもご質問を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
(Q5)イルホープで分析するメリットはなんですか?
(A)ドーピングの専門家がサービスを運営している点と、国内で完結できる点です。 ドーピングのルールは最低でも1年に1回変更され、日々情報が更新されています。ドーピングの専門家が運営することで最新のドーピング禁止物質もカバーされ、安全性が高い状態になっています。 また、国内で全て完結することから、日本品質の信頼性の高い結果をお渡しできるだけでなく、海外輸出にかかる費用や納期の短縮が可能です。
(Q6)分析費用はいくらですか?
(A)ご依頼いただくサンプル数などによって金額が異なります。直接お問い合わせくださいませ。
(Q7)分析できないサンプルの形状や条件はありますか?
(A)固形・液状・粉末、いずれも分析が難しい形状は基本的にはありません。プロテインなどの粉末状のサンプルだけではなく、飲料水や化粧品の分析も可能です。また、海外輸出が難しい、冷所保存が必要なサンプルの分析も可能です。
(Q8)分析をされた製品は100%安全ですか?
(A)弊社を含め、どの機関で分析された製品でもドーピングのルールの性質上、100%安全とは言い切れません。 主な理由はドーピング禁止物質は一部は公開されているものの、公開されている成分以外の類似物質も禁止しているからです。つまり、ドーピング禁止物質は全てが公開されているわけではないということです。 このような背景から、JADAが2019年3月に公開したガイドラインでは、分析済みのサプリメントについても安全性が主張できるよう、分析機関に対し分析対象を公開しています。 当社では、JADAの公開するガイドラインにて指定される分析対象に加え、最新のドーピング禁止物質を分析対象としています。なお分析対象に関しては、大学でドーピングの研究している専門家等をアドバイザーとして招き入れ、最新の研究等を元に決定したものを使用しています。
(Q9)分析することで認証マークのようなものは付与されますか?
(A)当サービスでは認証マークの付与は行いません。認証マークを付与し、それが製品に印字された場合、実際に分析されていないLOTについても、分析されているような誤解を与えてしまう可能性があるからです。 なお弊社では、アスリートなどに誤解を与えないように分析終了後にご提出する分析結果報告書を公開するようにお願いしております。 また、景品表示法の優良誤認などに抵触しないよう、web上への掲載の際のアドバイスも行っております。
(Q10)特定の成分だけ分析することは可能ですか?
(A)弊社が公開対象に指定していない成分でも基本的には分析可能です。 なお、特定の成分を数成分分析したとしても、弊社が指定する製品に混入するリスクの高い成分についてすべて分析されるわけではないため、特定の成分のみの分析はお勧めはしておりません。 またこのようなご依頼では、基本的に定量分析を行うことが多く、成分によっては試薬の入手に時間を要することもあるため、金額や納期が異ります。まずはお問い合わせください。
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